2014年1月17日
謝辞
夜半からの風雨は激しさを増し横殴りとなった。
まさに青嵐は朝、過ぎ去った。最期を見届けるため駆る車の鍵がボッキリ折れた。その日の午後父は逝ってしまった。とうとう。
父のふるさとは惟神の土地がらのため葬儀は神道式で執り行った。お墓は優しかった父に似合う暖色系の石材を用い、父が五十年前に記した「信濃の国」の「信」と名字を刻んでもらった。
私たち家族の父への想いは石井さんのお力で実現できた。不信心な愚息を持った父は不憫である。しかしながら石井石材さんに建ていただいたお墓で父は安らかに眠っていることと思う。