2026年2月16日
2月13日、私たちが加盟している全優石(全国優良石材店の会)の理事会および総会が京都で開催されました。

私は静岡支部の支部長として参加。全国から仲間が集まるこの場は、業界の未来を真剣に語り合う大切な時間です。朝の冷たい空気に包まれた京都駅前、吐く息が白くにじむなか、会場へと足を運びました。

理事会では、品質向上への取り組みや消費者への情報発信など、石材店としての責任を改めて確認。
総会では各地の事例共有もあり、地域ごとの課題や工夫に多くの刺激を受けました。
石を扱う仕事は伝統産業であると同時に、時代に合わせて進化し続ける産業でもある――そんな実感を強くしました。

翌2月14日は、8時から私が所属する委員会が担当するセミナーの設営。資料や動線の最終確認、音響チェックなど、裏方としての準備に追われる半日でした。
雪こそありませんが、底冷えのする京都特有の寒さ。梅のつぼみがほころび始め、白や紅の彩りが石畳にやわらかな影を落とします。春の気配を感じさせる空気のなかで、学びの場を整えることに心を込めました。

ほとんどが会議や公務だったため、正直なところ、ゆっくり京都を味わう時間はありませんでした。それでも、会場や宿泊先から近かった東寺、東本願寺、本能寺には足を運ぶことができました。
冬の澄んだ空に映える五重塔の凛とした佇まい、差し込む柔らかな光、境内に漂う香り。観光ではなく“拝観”という言葉がふさわしい、静かな時間でした。


石の仕事に携わる者として、寺院の構造や石段、石灯籠に目が留まります。何百年も風雪に耐え、祈りの場を支え続ける石の存在感。その背景にある仏教の教えや、先人たちの想いの積み重ねに触れ、改めて奥深さと素晴らしさを感じました。お墓づくりは単なる施工ではなく、祈りを未来へつなぐ営みなのだと、京都の冬景色が教えてくれた気がします。
鴨川を渡る風は冷たく、夕暮れには街灯が石畳をやさしく照らす。忙しい合間に見上げた空の色や、寺町に漂う静けさが心に残りました。今回の学びと気づきを、静岡の地での仕事にしっかり活かしていきたい。京都の冬に背筋を伸ばされ、石と祈りの原点を再確認した二日間でした。
*
(株)石井石材
代表取締役 石井幸太郎
日本石材産業協会認定 お墓ディレクター1級
全日本墓苑協会認定 墓地管理士
📍 〒413-0231 静岡県伊東市富戸1309-1
☎ 0557-51-2122
📷Instagram 「現場から・工場からの一瞬をお届けしています」
📘Facebook 「日々の取り組みや施工例をご紹介しています」
お墓をつくる・墓地や霊園を探す・お墓のリフォーム・墓じまい・終活・永代供養などお気軽にご相談ください。


