2014年1月17日
お墓を建てることになった。
近所の市営墓地の利用権が当たったのを機に、数十年前に他界した遠方の母の墓をこちらに移す為だ。正直今までお墓については興味も関心もなかったが、いざ建てるとなるとそうはいかない。
墓石についての知識は皆無のくせに、表面が美しく磨かれたいわゆる「お墓」というタイプには、なぜか少々抵抗を感じていた。こちらにあったのは予算の制限で、完成までの時間的制限はない。これが注文を受けた石材店を随分と悩ませたことと思うが、数々の提案になかなか首を立てに振らない私に、「お墓造りは一生に一度の大切な事」というスタンスで終始忍耐強く対応してくれた。
施主好みの形や色、更には市営墓地の規定内に収まるサイズの墓石を探し出すことは、どんなに重労働であっただろうか。結果、親戚一同へ披露する日が待ち遠しいほどの出来栄えにこちらは大満足だが、生前、何かにつけこだわりを持っていた母の反応はいかに・・・!